
「この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされそれから、
終わりの日が来ます。」 マタイ・24:14
中国に次いで人口が多いインドは、12億1千万人の人々がいます。年間経済成長率は6%で、世界第5位の経済力をもっています。しかし国民の三分の一は、一日100円ほどの生活費で過ごしていると言われます。社会・健康保険加入者は約20%、義務教育は義務化されていますが、登校する子は約70%です。もちろん都市と地方では、格差があります。国民の80%がヒンズー教徒、12%がイスラム教徒、クリスチャン数は3〜8%です。今、インドではクリスチャン数が、人口増加率の3倍の速さで増加しています。とくに下層社会からの回心者が増えています。
オリッサ州で伝道しているシン・カマナパリ主教(単立ナタニャ教会)は、ジャングルの奥地まで入りキリストの福音を語り続けています。現地は胡椒の栽培が盛んで、虎や猿なども出没する地域ですが、多くの人々がイエス・キリストに出会い回心しています。近くにはヒンズー教寺院がありますが、キリスト教会も多くあります。カマナパリ主教はこの地域で約30年間伝道し、その働きから1200の教会が誕生しています。この地域で、少なくても15万人が洗礼を受けました。カマナパリ主教は昨年だけで、約4千人に洗礼をさずけました。
インド社会でもっとも大きな問題は、カースト制度です。ピラミッド型社会が構築されているインドで、一番上位がブラフミン(神聖な職に就いたり、儀式を行うことができる)、そしてクシャトリヤ(王族、武士)、ヴァイシャ(商業、製造業に従事する人)、シュード(一般的に人々の嫌がる職業にのみしか就くことしか出来ない)、最下層はダリットです。彼らはブラフミンに対して、影にすら触れることを許されません。このダリッド層には約2億4千万人もの人々がいて、全人口の約5分の一を占めています。これに対してカマナパリ主教は、「私たちにはカースト制度ではなく、イエス制度があるのみだ。」と語っています。インドの過半数は貧困層ですので、この言葉は彼らの心とらえるものです。
1947年の公式統計では、クリスチャン数は2%でした。しかし、現在は3%に達しています。洗礼は受けても国に登録していない人々がいますので、実際は6〜8%はいると考えられます。カマナパリ主教は、インドの教会の成長要因は次の点にあると語っています。1.有名な神学者や説教者によって教会が成長したのではなく、み言葉を信じ忠実に主に従う信徒たちによるものである。2.多くのクリスチャンが敵視され迫害を受けていること。3.病の癒やし、悪霊からの解放を経験していること。4.信仰のゆえに血を流した殉教者がいること。彼らの証しは、光となり実を結ばせていること。
世界には6800の言語があります。ウイクリフ聖書翻訳協会は、聖書の翻訳が成されてない言語が2000あると言います。彼らは2025年を目標に、
聖書を翻訳したいと願っています。ひとつの言語を新約聖書へ翻訳するには、少なくても10年、あるいはもっと時間を必要とします。マルチン・ルターは6週間で新約聖書を、ドイツ語へ訳したと言われています。しかし、ドイツ語は彼の母国語でした。ウイクリフ宣教師は、未知の言語社会に入り現地人の言語習得から始まります。一方、言葉はあっても文字を持たない言語もあります。
聖書翻訳は非常に大変な作業です。
では、なぜウィクリフ聖書翻訳協会が聖書翻訳に取り組んでいるかと言えば、それは第一言語である母国語が人の心にもっとも深く入るからです。カメルーンでは1982年まで文字さえありませんでした。しかし、今は新約聖書がバフート語に翻訳されています。母国語で読める聖書があることは、なんという幸いではないでしょうか。この尊い働きをしているウイクリフ聖書翻訳協会のため、お祈りください。
国際人権委員会とキリスト教週間誌「イデア」は、4月の囚われ人としてエジプト人クリスチャン、マクラム・デイアブ氏を選びました。彼は3月1日に6年の実刑判決を言い渡されました。理由は、予言者モハメットを中傷したとのことでした。裁判所の外には、約2500人のムスリムが集まっていました。彼らは死刑を求め叫んでいました。どうぞ、お祈りください。
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