The oice of mission

「旧東ヨーロッパの教会と信者は今」(114)
  ーシベリアー

(2017年11月5日更新)

2008年、ミハイル&オルガ・ツルブチック伝道師夫妻はヤクーツクから中央シベリア・カンスクへ伝道のため引っ越しました。カンスクはクラスノヤルスクの東に位置し、ヤクーツクの気候とは大きく異なり、彼らの生活環境は厳しさが強いられました。しかし神は霊的祝福を与えてくださり、現在60人ほどの兄弟姉妹とともに礼拝を守っています。近隣の村では聖書研究会や家庭集会が開かれ、多数の人々が慰めと勇気を受けています。次はツルブチック夫妻からの「伝道レポート」です。

成長した実との出会い

私たちがヤクーツクからチュコツカを初訪問したのは1992年でしたから、すでに約25年の年が流れました。今回、約4年半ぶりに現地を訪問することが許され、当時の私たちの伝道よって救われた兄弟姉妹に再会できたことは、感動と喜びでした。25年前は、霊のリバイバルの渦中にあった時期でしたが、今回彼らに出会い着実に成長している姿を見て、主に感謝と賛美を捧げました。

囚人がキリストの奉仕者へ

今回の伝道旅行において、私は各教会でみ言葉を語る奉仕をした他に、アルコールと薬物依存者へのリハビリセンターも訪問しました。そこはチュコツカから約70キロメートル離れ、現在25人の人々が施設で治療を受けています。3年ほど前から、ヤクーツク出身のヤクーツク人であるパオリーネ姉妹が、看護師として忠実に働いています。彼女がキリストへの信仰に入ったのは、ヤクーツク刑務所内でした。獄中で聖書通信コースを受講し、イエス・キリストを救い主と信じ受け入れました。7年の服役後、彼女は出所し教会につながれました。彼女には職業資格がありませんでしたが、神にお仕えしたいという強い願望があり、看護師となり医療分野で神に仕える決心をしました。

その後、ヤクーツクから空路1000キロメートルも離れたリハビリセンターが、医学知識を持つ同労者を求めていることを知り、彼女の心は大きく動かされました。一大決心の後、彼女はそのリハビリセンターで働くことになりました。その施設には酒や薬物の依存者がいますが、多くは身体障害者とホームレスです。非常にハードな仕事ですが、彼女は主に忠実に仕え一生懸命働いています。何人かの依存者はパオリーネ姉妹の腕に抱かれ、最後の息を引き取りました。彼女はさらに高い医学の知識を得るため、通信教育で勉強中です。つい最近のこと、彼女は結婚し夫とともに第一子を待っている身です。その彼女が私に会うと、喜びの声を上げて次のように言いました。「私は神にヤクーツクから同郷の人を送ってください、と長年祈ってきました。すると神はカンスク在住のヤクーツク人であるなたなを送ってくだいました。神は私の祈りに答えてくださいました。私はとても嬉しいです。」

霊的渇望

広大なシベリアで、クリスチャンは各地に散っています。牧師や伝道師として神学訓練を受けた人は、少数に過ぎません。イルシャ村に住むアレキサンダー&タチアナ夫妻は、信仰上の助けを求めていました。最近、彼らの従弟がやって来て、ロシア正教に戻るよう半ば脅迫的に強く迫ってきました。彼らは私の訪問を心から喜び歓迎してくれました。私は彼らと時刻を忘れて何時間も語り合い、また聖書のみことばから勧めと励ましを届けました。

交わりを通して感じたことは、彼らの霊的渇望の大きさでした。どうすれば、もっと信仰にしっかり立つことができるか、どうすれば信仰が成長できるか、彼らは真剣に求めていました。彼らとの内容濃い交わりは非常に有意義でした。タチアナ姉妹は健康が優れず、隣村で開かれている礼拝に参加することも容易ではありません。公共交通機関のバスで礼拝に行くことも、彼女には大仕事です。彼らには霊的指導者が必要であり、信仰書が求められています。私は彼らに、信仰に関する定期刊行物を届けることを約束しました。伝道者が兄弟姉妹を訪問できるには、年に一度というケースは多々あります。

私はカンスクを中心に、キリストの福音宣教の働きをしていますが、最近パーキンソン病を発病しました。身体的に制限はありますが、できる限り家庭集会や兄弟姉妹を訪ね、み言葉を語り、賛美し、祈りの時を持つようにしています。最近、私の息子が同伴してくれるようになり助かります。喜びのニュスーとしては、カンスクの教会は当局から会堂建築許可を受けたことがあります。働き人の欠乏と霊的必要は増しています。どうぞ、続いてお祈りください。 (つづく)

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